合唱にまつわる映画3本を観ました

ハーモニーさつま

2022年05月02日 18:14

「エール」
フランス映画。ろうあ者の家族でひとりだけろうあ者でない少女が 家族の理解がない中で、歌手になろうと様々な困難を乗り越えていく物語。コーラス部のオーディションで合格し、その講師から音楽学校を進められるが、他とのコミュニケーションや家の仕事を仕切ってきた関係で学校に行けない。・・・・・。

「アンコール!!」
イギリス映画。ポップスやロックを歌う高齢者の合唱団員でガンで余命宣告を受けた老婦人。励ましに来て庭から歌う合唱団を怒鳴ってしまう頑固一徹なその夫。 団員に謝らなければ、口を利かないと夫に背を向ける妻。その夫が妻の死後、合唱団に加わってコンクールで入賞。・・・・。

「ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声」
アメリカ映画。問題児だった少年が、合唱団と出会い、ボーイ・ソプラノとしての才能を見出され、自らの運命を切り開いていく。合唱団念願のニューヨークで歌えるようになったが・・。
過程で、演奏旅行のメンバーオーディション選考場面は、日本で歌う設定。数小節出てくる「ホタル来い」の合唱が素晴らしい。
映画の中で、少年がボーイソプラノが歌える期間はほんのわずかだと知り、「何のために、こんなきつい練習をするのか?」と質問。声は消えていくが、「学びに意味がある」と。ボーイソプラノが出なくなった少年は・・・?

ボーイソプラノの美しさが、それほど過酷な運命を持つことに思いを巡らせず、感動だけに終わって来た自分が恥ずかしいことでした。
私たちの合唱団もいつかは声が消えることになる。でも、歌うことに意味を見い出して練習していくヒントをもらえたように感じたので、投稿してみることにしました。

U-NEXTを観ておられる方は、無料で鑑賞できます。